第3回年次大会<終了>
「今望まれるイノベーション教育とは何か」
イノベーション人材の本質、育成の方法を問い直す
幹事校:九州大学 QREC
― 年次大会概要 ―
【期日】 2015年3月16日(月)〜 3月17日(火)
【会場】 九州大学 箱崎キャンパス
【費用】
対象者:イノベーション教育に関する大学関係者、学生、その他産官学の社会人
参加費:無料(交流会は会費を徴収いたします。)交流会費:4,000円(予定)
【概要】
イノベーション教育学会が発足して約2年が過ぎました。第3回目になるイノベーション教育学会年次大会は、初めて東京を離れ、2015年3月に福岡の九州大学で開催することとなりました。今回は期待の高まるイノベーション人材育成の本質に立ち戻り、望まれるイノベーション人材とは何かを考え、またその育成方法について、参加者、参加各機関の試みを共有する機会としたいと思います。各機関が行っているワークショップ事例発表や、イノベーション教育の事例発表の機会も設けました。多くの方々、機関がご参加されることを期待しています。
― タイムスケジュール ―
【日付】 | 【時間 】 | 【 項目 】 |
3月15日(日) | 16:00 – 18:00 | 事前意見交換会 (大学関係者優先。各組織2名まで。合計30名以内。) <テーマ> 学会の今後のあり方(組織、運営、規約、活動内容等)、次回年次大会について他 |
3月16日(月) | 9:30 – 11:30 | ◆ワークショップ(A会場)(1機関) ・ファシリテーター:前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科) ・タイトル:幸せの4因子ブレーンストーミングに基づく製品・サービス・イベントのデザイン ◆各大学・機関のイノベーション教育事例発表(B会場:30分/各発表) 1) ・発表者:本江 正茂氏(東北大学) ・発表タイトル:せんだいスクール・オブ・デザインの試み 2) ・発表者:齋藤 滋規氏(東京工業大学) ・発表タイトル:デザイン思考実践の場としてのエンジニアリングプロジェクト 3) ・発表者:田村 馨氏(福岡大学) ・発表タイトル:中高生向け創造発掘プログラムの効果 4) ・発表者:小引 康彦氏(日産自動車株式会社 総合研究所) ・発表タイトル:企業における縦型組織からインクルージョン組織への変革を実現した要因の考察 |
11:30 – 13:00 | 休憩 | |
13:00 – 17:30 (途中休憩30分) | ◆ワークショップ(A会場)(2機関) (13:00 – 15:00) ・ファシリテーター:平井 康之氏(九州大学大学院芸術工学研究院)/山田 裕美氏(九州大学QREC) ・タイトル:「ともに」のデザインワークショップ ・概要:デザイン思考では多様なユーザーのエキストリームな発想が大事ですが、普段接点が限られています。生き方のデザイン研究所の視覚障がいのデザインパートナーとともに本音で発想しましょう。 (15:30 – 17:30) ・ファシリテーター:石井 力重氏(NPO法人 アイデア創発コミュニティ推進機構) ・タイトル:アイデア創出ワークショップ ◆各大学・機関のイノベーション教育事例発表(B会場:30分/各発表) 5) ・発表者:前野 隆司氏(慶應義塾大学大学院) ・発表タイトル:慶應義塾大学におけるイノベーション・アントレプレナーシップ教育の取り組み 6) ・発表者:澤谷 由里子氏(早稲田大学) ・発表タイトル:WASEDA-EDGE未来創造デザインプログラム 7) ・発表者:松前 あかね氏(佐賀大学) ・発表タイトル:地方型イノベーションエコシステムにおけるデザイン思考の役割 8) ・発表者:飯塚 真也氏(株式会社NTTドコモ) ・発表タイトル:オープンイノベーションを目指した実践型者社内教育プログラム 9) ・発表者:横田 幸信(東京大学) ・発表タイトル:東京大学i.schoolにおけるイノベーション教育の実践 10) ・発表者:谷川 徹(九州大学) ・発表タイトル:アントレプレナーシップ教育とイノベーション ー九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)の取り組みー 11) ・発表者: Gijs Gootjes(Coordinator MediaLAB Amsterdam Amsterdam Unibersity of Applied Scienced) Marco van Hout(MediaLAB Amsterdam Amsterdam University of Applied Sciences) ・発表タイトル:アムステルダム応用科学大学のデザインメソッドツールキット | |
17:45 – | 交流会 | |
3月17日(火) | 9:30 – 10:00 | ポスター準備(C会場) |
10:00 – 12:00 | ポスターセッション(各機関のイノベーション教育事例紹介)(C会場) | |
12:00 – 13:30 | 休憩 | |
13:30 – 14:30 | 基調講演(B会場) 多摩大学大学院教授 紺野 登氏 「イノベーション人材育成・経営とデザイン思考ー大学や企業への提言ー」(仮題) | |
14:45 – 16:15 | <パネルディスカッション>(B会場) テーマ:「イノベーション人材育成と新事業創造をどう進めるか」 パネリスト: ●三菱日立パワーシステムズエンジニアリング(株)八木田 寛之氏 「企業におけるデザイン思考導入の意義と効果について」 ●IDEO東京オフィス 野々村 健一氏 「今なぜデザイン思考か、その本質と効果ー活用事例からー」 ●(株)リ・パブリック 田村 大氏 「大学や地域でのイノベーション創造、人材育成の取り組みから」 ●オイシックス(株) 中楯 知宏氏 「デザイン思考を学んで何が変わったか、途上国での価値創造への挑戦など」 モデレーター: 九州大学QREC 谷川教授/センター長 | |
16:30 – 17:30 | 全体討議(事前ミーティングの報告と意見交換) | |
17:30 – | 記念撮影・閉会 |
A会場:創造パビリオン2Fセミナールーム => キャンパスマップ理系地区17番
B会場:創立五十周年記念講堂の大会議室、小会議室 => キャンパスマップ理系地区 37番
C会場:創立五十周年記念講堂のファカルティクラブ => キャンパスマップ理系地区 38番
― 講演者概要 ―
紺野 登氏:多摩大学大学院教授/KIRO(知識イノベーション研究所)代表/(社)Japan Innovation Network 代表理事/慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授/東京大学 i.school エグゼクティブ・フェロー等、多彩な活動を行っている。
(株)博報堂マーケティングディレクターとして、グローバル・マーケティング、都市開発、デザイン研究に関わった後、現在は多数の大学や企業に於いて、知識経営変革ナレッジマネジメント、知識産業における事業開発、デザイン経営戦略、知識リーダーシップ・プログラム、ワークプレイス戦略等、実務に即した知識経営研究と実践を行なっている。「ビジネスのためのデザイン思考」等著書多数。早稲田大学理工学部卒。
― 参加方法について ―
以下、①発表参加と②聴講参加の2通りの参加方法を予定しています。
①発表参加(ポスター展示、ワークショップ紹介、個別事例発表の3種)
●目的:
1)イノベーション教育プログラム自体を研究対象とした研究の成果や、イノベーション人材育成の取組状況を発表する機会。企業や、研究者・学生間で教育プログラムに関する実践知や理論的考察を共有し、互いにフィードバックを行うことで、今後の教育プログラムの向上を図る。
2)イノベーション教育のプログラム(ワークショップ型、短期合宿型など形式問わず)について、その設計者や運営者、関係者が、そのプログラム自体をある種の「作品」として、発表・紹介する機会とする。
●期待される内容:
ー ポスター展示 ー
・一般的な学会で見られる「ポスター発表」に似た形式で、一定時間内に自由に見て回ったり、発表出来る他メディアを用いてもよい。
・持ちスペースのサイズについては、発表希望者の概数が判明次第決定するが、概ね通常のポスター発表程度のスペースと考えてもらいたい。
・発表内容には、教育プログラムや研究内容について、「背景」と「構造的枠組み」、「実施・分析概要」、「考察(教育効果、分析結果の観点から)」、「今後への課題」などを含めて頂きたい。
<ポスターセッション発表申込について>
ポスターセッションで発表される方は、横1,100mm × 縦1,500mm 以内
(参考:B0サイズ1,030 × 1,456)のポスターを当日ご持参ください。
パネルサイズ:横900mm × 縦2,100mmをご用意します。
ポスターセッションは、3月17日(火)10:00からの予定です。
ポスター準備は、17日(火)9:30 – 10:00の間でお願いします。
ー ワークショップ ー
・自らの機関の行っているイノベーション教育ワークショップにつき、他の参加者が参考にできるモデルとするため、2時間内でデモンストレーションを行う。ワークショップ参加者予定数やレイアウト等については事前に九州大学に相談すること。消耗品は実施機関の負担。
*ワークショプショーケースは3校までとさせて頂きます。
応募多数の場合は、当方で調整させて頂きますのでご了承ください。
ー 個別事例発表 ー
ポスター発表の内容など、自らの機関のイノベーション教育事例につき、各機関25分(発表20分、質疑5分)で発表する。
多くの参加者に対し同時的情報提供の場となる。
*事例発表は12校まで(1校当たり30分)とさせて頂きます。
応募多数の場合は、当方で調整させて頂きますのでご了承ください。
②聴講参加
●目的:
・研究者・学生、および、企業や一般市民間で教育プログラムに関する実践知を共有し、互いにフィードバックを行うことで、今後の教育プログラムの質向上や学びの方向性を確認する。
●期待される内容:
・学会プログラムへの出席と各発表へのフィードバック等